科学的に英語を勉強するということについて考えてみる(どうやって勉強するか編)

2016.08.24
カテゴリ:英語の習得
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こんにちは
NILSでセブ島留学中、インターン生のすとーかです。
ぽいすん氏が力尽きたため、私が引き継ぎます。

早速ですが話す・聞く・話す・聞くという4技能に焦点をあて、どのように学習していくか見ていきましょう。

まず前提となる宣言的知識について、文法・語彙については著者は、大卒のネイティブと対等にやり取りするにはこれだけ必要だと述べています。

文法 中学・高校の文法を知っていれば十分です。 

語彙 先ほども述べたように 10000 word familyの習得を目指しましょう。

著者はJACET8000という単語帳を薦めていました。

あと、アルクのSVL12000というのがこのレベルまでカバーしてます。

単語については、発音記号をみてどうやって発音するかも覚えてください。

意味・発音・スペルをセットで覚えるためには、実際に音声を聞く・発音記号を見て自分でも発音するというサイクルが必要です。発音の練習は留学で覚えるのが断然おススメです。 自分でやるとどこが間違っている・弱点かわかりにくいですし、実際に授業などで何度も話さないと舌がもつれて上手く話せません。

 

聞く

Meaning Focused Input(意味重視のインプット)ところでも説明しましたがリスニングの処理力養成には、95%98%の単語が理解できて、殆ど意識せずとも内容が理解できるような教材が望ましいです。 スピードが早すぎたり、内容が難しかったりしたらダメです。ノーマルスピードの英語だと早すぎると感じる人が多いので、Voice of AmericaSpecial Englishを薦めています。 実際に音声を聞いて78割内容がわかるが、聞けないところもある場合、それを自身の処理能力養成教材として使ってください。

このレベルの教材がしっかり理解できるのが確認できたら、ノーマルスピードの教材を使用します。

著者はレベル1として、TOEFLなどのテスト問題
レベル2として、Voice of America regular programを薦めています。レベル1はいきなりTOEFLだと難しすぎると思います。大学受験用のCD付きの参考書をやるのがいいと思います。 それからTOEICに入るのがおススメです。著者もリスニングの練習には実質TOEFLが最高峰でそこが満点近く取れれば、訓練は不要といっています。

 

リスニングの練習方法については下記の手順でやります。

1.まず全体を通して聞き 意味処理能力・手続き的知識の能力の獲得を目指す

2.わからない部分を何度も聞いて自分の弱点を潰す。

ここで著者は、サウンド編集ソフトを使って分からない部分だけ切り取り、繰り返し聞くというのを薦めていました。

そのためのソフトとして著者は、Sound Forge Audio Studio10(free trial version)を紹介していました。 私は使ってないので、興味ある場合は実際にこの本を買うか、自身で調べて下さい。 お願いします。

3.スクリプトを使用して聞く

2.でわからなかったところを、スクリプトで確認します。

リスニングの時の音が聞こえない理由としては

 単語の発音についての宣言的知識がない・間違っている

 音を処理するスピードが、話しているスピードに達していない

 前後の単語・音との兼ね合いによる発音の変化に対応できない

をあげています。

  1. については、発音記号をきちんとみながら勉強して、正しい宣言的知識を確保して各個撃破しましょう。

  2. ,③については後に述べるスピーキングの練習をやり、流暢性が獲得されてくると自動的に獲得されるらしいので、割愛します。

4.最後の仕上げとして、スクリプトを見ずに全体をもう一度聞き理解に努める。

リスニングをする量として1年間で100万語をするのを著者は薦めており

Voice of AmericaSpecial Engilshなら、毎日28分でOKです。 意外と少ない感じですね。 実際のナチュラルスピードだともっと早いですが確認などにも時間がとられるのでキリよく130分リスニングには充てるとよいでしょう。

読む

単語を一つ一つ確実に認識しながら、追えるという点がリスニングにないメリットとなります。 このため、明確な理解が必要とされる宣言的知識を増強するにはリスニングよりもリーディングが向いています。

教材としては、単語の9598%がわかって、構文も簡単なものとして、下記のような多読用の本を薦めています。

Oxford Bookworms シリーズ

Penguin Readers

Macmillan New Wave Readers

ただ、これ高いんですよね。 大学などの生徒で図書館で読めない場合ちょっと利用が難しいと思います。実際には、大学受験用の参考書・TOEFLTOEICなどのテスト問題・ネイティブが読むような記事をレベルに応じて使います。また、宣言的知識を獲得するには難易度の高い教材を精読するのも効果的です。単語帳などで覚えた知識や構文の知識を整理するのに使います。ただ、基本的には多読が中心で精読はおまけです。 

先にあげた教材以外に GREというネイティブ向けの語学力を測るトピックを上げていました。 ただ、ネイティブ向けなのでTOEFL,TOEICよりはるかに難しいらしいです(私は見たことないので知りませんが)。

読む量としても、1年で100万語を目指す(これも130分程度でOKです)。

 

話す

著者はアウトプットの訓練としては、圧倒的にスピーキングをライティングよりも重視すべきとしています。

その理由として

  1.  道具がいらないからいつでもどこでもできる。

  2.  ライティングよりもスピーキングの方がはるかに早いので大量学習に向いている。

  3. ライティングは行ったり来たりして推敲できるので、流暢性を養成する面で問題がある。

  4. 実際に声に出して喋ることで、発音の宣言的・手続き的知識の欠如に気付く。

などです。このため、英語を流暢に操りたい場合はスピーキングを訓練に中心のおくのがよいと著者は述べています。

実際の訓練としては下記のものを挙げています。

 

発声法

スピーキング練習をスムーズに進めるための前提条件として、辞書に載っている通りの発音記号発音をできるように単語レベルで練習をしていきます。

その後に、単語を連続的に発音する練習にうつるのですが、これは中学や高校の時に使っていた教科書で十分です。喋っていく中で音だしにも慣れて行くので最初の口慣らし効果は非常に大きいです。 これが元々出来る人はスキップしてもよいです(私は基礎的な単語の発音ができません・・・。発音記号習わなかったので)。

実際に話す訓練としては下記の8つをあげています。

  1. 15 / 45訓練(時限訓練 15 / 45)

スピーキングのメインの練習です。

お題を見て、15秒考えて45秒喋る練習です。

TOEFLのスピーキングでも使用されている練習なので、TOEFLのトピックを使うのが手っ取り早いです。

下記ホームページのリンクからこの練習用のトピックが手に入ります。

http://kyoto-academeia.sakura.ne.jp/blog/?p=3521

さらに、このリンクをみると青谷先生のサンプルアンサーも聞くことができます。TOEFL満点保持者のスピーキングのレベルがうかがえる貴重な機会なので是非聞いてみて下さい。

下記URLからでも青谷先生のスピーキング音声が聞けます。

http://study-share.net/toefl-ibt%E6%BA%80%E7%82%B9/

この練習は負荷が超高いので強いハートで乗り切ってくださいと著者は言っています。最初はグダグダで聞くに堪えない英語も、反復練習によって充実した内容や表現に高めていきましょう。 内容がグダグダだと感じられる時点である程度以上の実力の証だと言ってます。そこは誇って今後の勉強の自信に繋げていきましょう。

短いトピックについて、自分の話す練習は留学をしてスピーキングのマンツーマン授業をとれば嫌ほどさせられるので、自分でやるには辛すぎるトレーニングをこなす意味でも留学はオススメです。

  1. Free Translation (意訳・略訳・概訳・ズレ訳・自由訳)

    日本語6文程度で表された内容を60秒から90秒の英語で言う訓練です。
    本に例のリンクがあったのですが、リンク切れのようでした。
    例として適当か怪しいですが、 巷でよくみる3行で前回のあらすじを紹介みたいなのをみて、それを逆に詳しく述べる練習ですね。この練習では、現有戦力として使える英語の知識をフル動員して、内容はグダグダで貧しい英語だが、つまったりせずにある程度スピードが出せる状態から、アウトプットのクオリティを高めて行くのが流暢さと自動性を養成するのに最良の方法としています。

  1. Picture Task (絵の描写)

    目先をかえたトレーニングとして、絵を15秒から30秒ほどみてそれから、4560秒しゃべるトレーニングです。絵だったら、新聞の4コマ漫画や新聞の写真など何でもOKです。負荷をあげる方法としては最低2分以上喋るなど下限を設ける方法も有効です。

 

  1. Oral Composition(口頭作文)

    お題を与えて口頭作文をする練習です。かなりネイティブの英語モードに迫る過酷な訓練です。 英語をしゃべるスタミナ養成のために、2,3分喋り続けるロングトーク、瞬発力維持・養成のための45秒から60秒のミニトークを組み合わせると良いでしょう。 基本的にはロングトーク中心でいきます(ミニトークは1とかぶるので)

      ここでは

  1. 長い沈黙を避ける。

  2. 発音・冠詞・前置詞など、簡単な間違いに気づいたらその場で直す。

  3. 込み入っていて、話せないような内容については、そのことを心に留める。

  4. 正しいかどうかあいまいな場合は意識しながらしゃべる

  5. 最初はぎこちなくても、終わりの方では流れがよくなり落ちが付いてまとめられるようにする。

1は流暢さの養成

24は自分の知識の間違いに気づきやすくするモニター作用の訓練と弱点の洗い出し。

5については日本語でスピーチした時と同様に最後に落ちをつける技術力の養成を企図しています。

口頭作文のトピックとしては TOEFLタイプの作文トピックやGREの作文トピックを薦めています。

  1. Summary Task (要約)

100語程度~それ以上の長さの英文を用いて、全体のリスニング / リーディングのあと、口頭で要約を述べる訓練です。

読む / 聞くのに1分~5分程度の長さの量を45秒以内を目安にまとめます。ちょっとボリュームが多いので、メモをとったり、リーディングなら印をつけてもOKです。

要点をしっかり捉えて説明できる能力は、文章をかいたり、プレゼンをする上ではすごく重要な能力になるので、英語以外にも仕事や学業にも良い影響を及ぼすと思いますよ。

 

  1. Pair Work(2人で練習)

  1. 2人で与えられたお題に対して23分ディスカッションする。
    ここでもTOEFLのトピックが使えます。 三人称現在単数とかその場で直せるミスはその場で直してもらいます。 この練習の効果は折り紙つきですよ(留学でも厳しめの先生はガンガン直してくれるのでこの訓練の効果はスピーキングの授業を体験すると体感できますよ)。

  1. もう一つは片方がプレゼンテーションをする
    話しては聞き手を意識せざるをいないので、分かりやすく話さざるを得ないですし、聞く方は聞くのに集中しているので話し手のミスに気づきやすくなります。 話し終わった後に、聞き手から話し手に文法や単語のミスについてフィードバックします。 これを交替でします。 自分のミスしやすい箇所の克服に役立つ練習です。

  1. Write and Speak / Write to Speak(作文をもとに話す)
    作文してからしゃべる練習です。一旦内容を整理してからしゃべるので、発話力が弱く、4の口頭作文だと手も足も出ない人に、作文を経由させることで、口頭作文をさせることで、スムーズな発話練習へとつなげることができます。また、複雑な分構造をもつ、内容の濃い発話練習をするためにもこの練習は適しています。ライティングの練習にもなって一石二鳥です。

  1. Recording(録音)
    実際にしゃべった内容を録音し、発音や文法のミスについてチェックをする訓練です。 ノンネイティブの場合喋りながら、自分のミスも完全にチェックするのは不可能なのでこの訓練を取り入れて発話の質の向上を図ります。勿論、訓練としてはどんどんしゃべるのがメインで、録音チェックはサブですが、必ずやると良いと著者は言ってました。

書く

アウトプットについては、ライティングよりもスピーキングを圧倒的に優先すべきです。ただ、複雑な構文の文も扱え、宣言的知識の向上には役立つので独立して練習をします。

トピックとしては具体的なトピックと包括的なトピックの2種類を用います。

具体的なトピック TOEFLGREのライティングトピックのように具体的なお題にたいして英作文をします。

練習の手順としては下記の通り出す。

  1. 10分で100語とか、15分で150語を目指して立ち止まらず、振り返らずに一気に書き上げる。

  2. 時間無制限で見直し、自力で直せるものは直す

  3. 辞書やネットで調べてさらに修正を加える。

この練習は、 あいまいな知識、自分がよく間違う項目といった宣言的知識を洗練させていくプロセスになります。

包括的なトピック 今日は何をしたか? 最近どうかといったより抽象的なトピック 

著者は特に今日は何をしたかというトピックに対して、35分のライティング + 1,2分の口頭作文を寝る前にすることを薦めています。

毎日内容が変わり、自分が普段考えている・やっていることを表現できるので非常によい訓練となります。こっちはチェックなしでやりっ放しでいいとのことです。具体的トピックで宣言的知識は磨きましょう。

最後に、話す・読む・書く・聞くのノンネイティブが目指す最終的なスピードとネイティブスピーカーの使用スピードについての表を紹介してこのブログを終わります。 実際にはあと一章残っていて、言語の進化の過程からみて、スピーキング・リスニングはライティング・リーディングよりも優位性がありますよという証拠をこれでもか、と記載されています。非常に興味深い内容なので、より科学的な解説が読んでみたいひとは是非本書を読んでみて下さい。

Table 1. ノンネイティブが目指すべき言語使用スピード

言語モード

毎分単語数

話す

100以上

読む

黙読 250も可能

音読 150

書く

10分で100(毎分10)

聞く

毎分 150

考える

400~無限

Table 2. ネイティブスピーカーの言語使用スピード

言語モード

毎分単語数

話す

125200

読む

250300

書く

30

聞く

125 200

考える

400~無限

この著者は英語学習論以外にも

2冊本を著しています。

アメリカ大学院で成功を勝ち取る超★理系留学術 単行本 2008/4/4

 

著者のアメリカでの留学経験をもとに、特にアメリカの大学・大学院に留学するにはということを詳しく述べた本です。 アメリカ圏の大学に進学したい方は参考にされるとよいかと思います。

CD付 英語勉強力―成功する超効率学習 (CD book)

 

英語勉強力よりも、今回紹介した英語学習論の方が洗練された内容の印象を受けました。 そのため、英語学習論の方が個人的にはオススメです。

ただ、青谷先生の肉声CDがついていて面白いです。

あと、もう一つ青谷先生の学習論の本は素晴らしいのですが、正直ある程度以上の学力がある人じゃないとこなすのが難しいと思います。 

青谷氏とは別に、英語学習について絶大な支持を受けている方のホームページがあるので、そちらを紹介します。 詳しい内容はホームページに全て書いてありますので、こちらでは紹介しません。 こちらの方がビギナーの方にも対応しやすいです。

http://mutuno.o.oo7.jp/

 

 

 

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